働く職員の声
年齢や経験は様々ですが、障害のある人のサポートをしたい!という思いは皆同じ。
せせらぎ事業部で実際に働いている職員の声をお届けします。
もっと理解したいと思った
松崎
2022年入社 所属:ひとと
自分は2022年2月に転職し現在に至ります。前職は地元の福島県で公務員をしていました。この「障がい福祉」という分野に興味を持ったきっかけとしては前職の経験があります。ある日仕事の関係で障がいのある方と接する機会があった際に、相手の意図や要求していることを汲み取ることが出来ず、丁寧な対応が出来なかったことがありました。目の前で辛そうな状態にあるにも関わらず、力になれない自分に無力さを感じました。そのことがきっかけで障がい福祉の理解を深めていきたいと思い、この業界に進むことを決めました。とは言っても福祉の経験は全くなく、業界的にも働く人の年齢層が高いイメージがあったので、昔の縦社会の風潮が苦手な自分にとってはそこが大きな懸念材料でした。ただ転職サイトで探しているうちに自分と年齢が近そうな方々が働いている写真などを見て、純粋にここで挑戦してみたいと決めました。実際に働いてみて最初は利用者の方とコミュニケーションを取るのに必死な毎日でしたが、少しずつ利用者さんの希望や意図していることが理解でき、関係性を築いたり、意思疎通を図ることが出来るようになっていきました。今では利用者さんとグループホームの配食や清掃などの作業に出たり、日々の生活を一緒に過ごしていく中で、誰かの為に働いているということを強く実感することが出来ています。3年目でまだまだ支援者としては未熟ですが、これからも頼れる先輩職員の背中を見ながら日々学んでいき、利用者さんと共に成長していけたらと思います。
もっと障がいのある方と関わりたいと思った
森田
2021年入社 所属:多摩川あゆ工房
働くきっかけになったこと
私は2021年4月に転職しました。前職は新卒採用で小売り業(スーパーマーケット)の正社員として働いていました。転職時は25歳です。
この仕事に興味を持った理由として、前職では障がい者雇用を行っており私の担当する青果部門でも障がい者雇用の方が在籍しておりました。共に働いていく中で彼らの働きやすい環境づくりや、業務改善を行っていくうちに障害のある方の教育担当となりました。それから彼らと関わる時間が増え、障がいのある方の働く環境、日々の生活に興味を持ち、より深く接し寄り添える仕事に就きたいと考え転職を決意しました。
働いてよかったこと
自分のために働くだけでなく誰かのために働けているという感覚が前職よりも遥かに強く感じられます。そのため新しい知識を身に着けることや福祉について勉学に励むことについても苦難なく取り組め、またその努力が実践で成功することで達成感を感じることができ、働いて楽しいという感覚がこの仕事に就いて初めて感じることができました
また一般企業からの転職で福祉業界は給料面について不安があったのですが、現在は独身、一人暮らしで住宅手当などの制度もあり不自由なく生活することができています。
とても人間らしい、自分らしくいられる職場
武田
2021年入社 所属:多摩川あゆ工房
働くきっかけになったこと
転職の際、適職診断を受けたところ、私は福祉関係の仕事が向いているとの結果が出ました。それまでは前職と同じような職種を探していましたが、適職診断後は福祉関係に絞って集中的に転職活動を始めました。施設見学や福祉のお仕事相談会、採用試験を受けるたびに「福祉の仕事に就きたい!」という気持ちが強くなっていきました。その後、社会福祉法人なごみ福祉会多摩川あゆ工房の求職者向け施設見学会に参加することとなり、採用試験、実習を経て現在に至ります。
働いてよかったこと
あゆ工房で働く前までは「このままでいいのだろうか」としばしば考えることありましたが、現在はそれが一切ありません。それは毎日が充実しているからだと思います。まだまだ支援者として未熟ですし、利用者さんとは人間対人間のやり取りなので、ひと筋縄ではいかないことがほとんどです。けれども支援させていただくことで自分という人間をこれまでとは比較にならないほど大きく成長させてくださっていると日々感じております。総じて言えることは、とても人間らしい、自分らしくいられる職場をいただいたと思っています。
人との関わりや成長は、この仕事の醍醐味だと思います
井上
2018年入社 所属:あゆクリーンサービス
面白いと思ったこと
どんな仕事でも共通すると思いますが、「楽しい」「面白い」と思える場面があると、続けることが出来ると思います。最近面白いと思ったことは、朝、日記を見せてくれる利用者さんが、「お願いします、しんじて(信じて)ください」と書いたつもりで見せてくれたのが、じんじての「じ」が抜けていて、「しんてください」とかいてあり、てっきり「お願いします、しんでください」と書いてあるのかと思い、朝一で死んでくださいお願いしますと言われたのは人生ではじめてだったので、笑ってしまいました。もちろん、利用者さんはそんな風に書いたつもりはなく、笑い話です。
良かったと思ったこと
最近良かったと思ったことは、以前まで、週に1,2回の出勤でしかも早退をしていた利用者さんが、雑談をしたり声をかけ続けたことにより、今では毎日出勤して清掃現場で活躍していることです。周りの利用者の方々とも冗談を言って笑い合っており、そんなときに、ああ、ひとりの利用者さんが毎日働けるようになって、生活リズムも整って、たったひとりだけど、力になれて良かったなぁと思います。
更に驚いたのは、ある日、その方が、電車が遅延して集合時間に遅刻したときに、自ら現場の最寄り駅まで行き、そこから歩いてきて現場に現れたことです。突然現場に現れたので本当にびっくりしました。その時に「井上さんと前日に行きますと約束をしたので、約束は必ず守ります」と言っていただき感動しました。人との関わりや成長は、この仕事の醍醐味だと思います。
利用者さんとの関わりで得られたものが今の自分につながっている
三浦
2014年入社 所属:なごみグループホーム
幼いころに障がいのある方と関りがあり福祉の大学を進路として選んだあとご縁があってあゆ工房に就職しました。
それから7年働いていますがたくさんの経験をさせていただきました。
軽作業、外作業、焼き菓子業務、ホームでの夜勤業務等、幅広い経験がこの法人ではできます。その違う職種での利用者さんとの関わりで得られたものが今の自分につながっていると感じております。
また夢花事業部との連携も強化され、多様な考え方を取り入れることで、利用者さんの支援にもつながるとともに、これから福祉を目指すみなさんの人生にもいい影響を与えられると思います。
一緒に働く職員さんも心暖かい方ばかりなので、ぜひ一緒にお仕事出来たらうれしく思います。
日々の小さな喜びに触れられる素敵な仕事
高橋
2006年入社 所属:ヘルパーステーションいろはに
平成31年4月に多摩川あゆ工房からヘルパーステーションいろはにへ異動となり、令和と共に歩んでまいりました。前任職員からの引継ぎに加え、担当ヘルパーの方々から丁寧にレクチャーをしていただき、その支援の多彩さに驚きました。それはご利用者一人ひとりの個性や要望に真摯に向かい合った、一対一の関わりでした。
食事を作った時に「おいしい!」と言われたら嬉しいですし、無言の時は「お口に合わなかったのかな、体調が悪いのかな」とご様子を確認させていただくこともあります。
「おしゃれな美容院に行きたいけれど恥ずかしいな」とおっしゃっていたご利用者と一緒に、憧れの美容院でカットをした際の照れくさそうな笑顔を見たときは、こちらまでドキドキしてしまいました。
そんな日々の小さな喜びに触れられる素敵な仕事に関わることが出来て感謝しています。